第5回日本伝道会議の開催までの流れ
これまですでに過去4回の日本伝道会議が開催されました。数年前より、第5回開催の声が上がり、日本福音同盟(JEA)を中心に検討が続けられ、各教団、教派からのアンケートや懇談会を通して意見の収集を図ってまいりました。2006 年6月のJEA総会において第5回日本伝道会議の開催が決定されました。開催日時、開催地、会場に関しても多くの候補地とご意見をいただきました。今回、北海道宣教懇談会を中心とする先生方のご協力を頂き、北海道での開催が決定いたしました。また、日程の決定には信徒の方々が参加しやすい日程を定めさせていただきました。日本のプロテスタント宣教150 周年を迎える年、第5回日本伝道会議が『新しい日本と教会を拓く』会議となるようお祈りください。
実行委員長の挨拶

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」(伝道者3:11a)
私たちは、2000年6月紺青の海・南の島沖縄から、2009年9月深緑純白の山・北の大地北海道へと時と場所を移し、第五回日本伝道会議を開催いたします。
「霊を一つにしてしっかりと立ち、心を一つにして福音の信仰のために、ともに奮闘し」(ピリピ1:27)と使徒が呼びかけたように、私たちはもはや一刻の猶予もない終わりの時代に遣わされた者として、さらに積極的・具体的に手を結んで取り組む必要を感じています。この会議開催にあたり、前回の会議で洞察した和解の福音の使者・伝道の担い手である教会、とりわけ神の言葉(聖書)を信仰・生活の唯一絶対の規範とする教会の祈りと知恵と力がどうしても不可欠です。今よりご準備くださり、お一人でも多くの諸師兄姉のご参加、ご協力をよろしくお願いいたします。
それでは2009年9月、北海道・札幌でお会いしましょう!!
JCE5 実行委員長
原田憲夫
開催地委員長のことば
北海道は明治維新後の日本宣教を象徴する地です。北海道は多くのキリスト者およびキリスト教主義結社が新天地を夢見、開拓精神をもって入植開墾した地、その道都札幌は、札幌農学校教頭W.S.クラーク博士の信仰と薫陶によって札幌バンドが誕生した地、さらにJ.バチェラーやG.P.ピアソンに代表される多くの宣教師が道央、道北奥地に分け入り、宣教した地として知られています。その一方、北海道はアイヌ民族に代表されるように、日本のキリスト教会が近代日本の思想と国策の下で負の遺産をも合わせ負った地であります。かかる地でプロテスタント宣教150 周年を迎える2009 年、JCE5 が開催されます。
この会議が、宣教150年を総括し、教会が聖霊の励ましによって前進する道を拓き、展望するものとなることを期待します。北海道宣教懇談会では、すでに開催地委員会を立ち上げ、JCE5 実行委員会と連動し、全道的規模でJCE5 への支援協力の体制を整え、JCE5 参加者をお迎えしようとしています。
2009年9月、札幌において皆様とお会いできることを今から楽しみにしております。
JCE5 開催地委員長
八尋勝